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「災害と食」ということ
2017.04.27

先日、日本防災士会参与・日本災害食学会副会長 別府 茂 氏の「災害と食」というテーマの講演会に参加してきた。
本校では、5日間分の非常食(900人分/1日3食)を備蓄しているが、この非常食に関しては昨今、アレルギー対応食の充実など、よりきめ細かな備蓄体制の重要性が言われており、今回の講演でもそのことに触れられていた。
しかし、私が一番気になった話題は、「非常食の廃棄ロス」という問題である。
2016年3月25日付けの毎日新聞の記事が紹介され、過去5年間における非常食の総廃棄量は、全備蓄品の1/4で約176万食に上り、東京、滋賀、京都など10都道府県と、川崎、相模原、大阪など7政令市で、総額約3億円になるとのことだった。
確かにこれまでの非常食は、その多くが「普段の食事に利用されない」「栄養面に偏りがある(炭水化物中心、たんぱく質不足、野菜不足)」もので、とりあえず(我慢して)食べるというイメージが強かった。
そのことが、賞味期限切れの非常食の引き取り手を無くし、廃棄という残念な結果となった一つの要因でもあるだろう。
東日本大震災から6年目を向かえ、食糧備蓄のあり方についても、今後考え方を見直す時期に来ているのかもしれない。
講演の最後では、「『非常食』から『災害食』へ」という提案がなされた。
この『災害食』とは、「いつものように食べることができない時の食のあり方」と定義され、日常食の延長線上にあり、ライフライン途絶時も食べることができ、室温で保存できる食品および飲料を対象にしているとのことであった。
振り返って、本校の非常食メニューは、日常の食事作りとの繋がりの中で考えられており、早くから「災害食」の考え方に近いかたちで準備していたということに気づかされる。
食糧部や関係各所の尽力にあらためて感謝したい。

日本防災士会スキルアップセミナー
文:蓑田圭二(危機管理本部)


 
 


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